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【就活が早く終わる!】早期選考とは?企業・学生双方へのメリットから早期選考のルート、対策まで徹底解説!

【就活が早く終わる!】早期選考とは?企業・学生双方へのメリットから早期選考のルート、対策まで徹底解説!
AI就活サポたくん

皆さん、就活は順調に進んでいるでしょうか?

多くの企業のサマーインターンに参加した就活生も多いことでしょう。

9月も下旬になり、これから「早期選考」や「早期内定」という言葉を耳にする機会が増えてきます。

この言葉の意味、理解しているでしょうか?

今回はこれから選考が本格化する前に、早期選考に関して詳しくお話したいと思います。

早期選考とは

早期選考とは、

就活解禁の3月以前より行う選考のこと

です。

 

就活ルール撤廃前だと早期選考は3月より前に多くの企業で行われており、その選考から内定を貰った場合に「早期内定」と呼んでいました。

 

20卒のデータでは、2019年3月1日時点で内定を取得している学生は8.8%であったのに対し、22卒のデータでは2021年3月1日時点で内定を獲得している学生は17.6%と過去最高を記録しました。

(出典:https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20190320001/

https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20210309001/

20卒では1割程度だった早期内定獲得率ですが、就活ルール撤廃による就活早期化により、23卒ではより大学3年の3月以前に内定を獲得する学生の割合は増えると予測されています。

 

早期選考の狙い

早期選考行う企業側の狙いとしては、

ズバリ「優秀な学生を確保するため」です。

 

企業側としては、早いうちから就活を行っている学生の中には優秀な学生がいると考えているのです。

企業も早期から選考を始めることで、優秀な学生を他の企業に取られることを防ごうとしています。

現在は新型コロナウイルスの影響で売り手市場が崩壊してきていると言われていますが、優秀な学生が早く動くという傾向は変わりません。

 

早期選考を行う企業は、大企業よりも中小企業やベンチャー企業が多い傾向があります。

そのほかにも、外資系企業は選考フロー自体が早いことが多いです。

 

学生も早期選考に参加するメリットはある

ほとんどの学生は、就活中に多くの不安を抱えています。

早期選考に参加し、早いうちに内定を持つことが出来れば就活生としても少し気持ちに余裕を持って就活を続けることが出来ます。

 

また、早期選考に参加することで第一志望の企業の前に選考の練習をすることができます。

このように、早期選考に参加することには学生側にもメリットがあるのです。

 

早期選考前に準備する

20卒以前の場合、早期内定を獲得する学生の多くが選考解禁の時期以前より1dayインターンシップや長期に渡るインターンシップに参加していたり、ESや自己分析の準備も早いうちから行う傾向がありました。

 

つまり「解禁してから就活始めればいい」と考えるより「解禁する前にきちんと準備していこう」と考える学生は早期内定を獲得しやすいといえます。

早期内定を獲得するためには、早い段階からESや自己分析を始めとする就活準備を始め、早期選考が始まるタイミングでESや自己分析もある程度完成していることが望ましいです。

 

就活を早く終わらせたいと考えている人は、その分準備も早く始めましょう。

 

 

早期内定を獲得してから出来ること

早くから就活準備を行い万全の状態で第一志望の企業の早期選考へ参加し、内定を獲得する学生も一定数います。

第一志望の企業から内定を貰ったことで就活を終了する人もいるでしょう。

早い時期に就活を終了した学生は、残りの学生生活を思いきり楽しむことも出来ます。

 

また、学生生活を満喫するのと同時に「内定者インターン」「長期インターン」を行うことで社会人になるための準備を実践形式で学ぶこともできます。

 

業界別早期選考の時期

早期選考と呼ばれる時期

業界にもよりますが、基本的に”早期”と呼ばれるのは

大学3年の12月〜2月です。経団連の就活ルールが廃止されたとはいえ、23卒の全体的な就活スケジュールは23卒とそこまで変わらないであろうと予想されています。

23卒学生も、秋インターンに参加しながらESや面接対策、自己分析も同時進行をすることが重要になってきます。

 

業界によって早期選考の開始月は異なる

早期選考はどの業界でも同じ時期に始まるのでしょうか?

答えは「いいえ」です。

 

早期選考のみならず、特定の業界は選考エントリーから内定を出すまでのスケジュールが早いのです。

選考スケジュールが他の業界に比べて早いと言われている代表例が「マスコミ業界」です。

テレビ局や新聞社の採用選考スケジュールが早いことはよく知られています。

 

そのため、マスコミ業界志望の就活生は特に気をつけなければなりません。実際、マスコミ業界に興味を持っていたのにも関わらず、情報収集をきちんと行わなかったために選考を受けることが出来なかった学生もいます。

マスコミ業界の選考は大学3年の秋から始まることが多いです。選考のために早めの就活準備も心がけましょう。

 

その他にも採用選考スケジュール自体が早い業界はあります。

例えば外資系企業や多くのベンチャー企業も早期から選挙を行なっています。

ただし、早期選考を始めたとはいえ大学4年の6月頃まで選考を行なっている企業もあります。

企業によって募集を終了する時期は異なりますので、興味のある企業の採用選考スケジュールは定期的にチェックしましょう。

 

 

早期選考のルート 6選

 

早期選考を受けることは学生にとってメリットがあることをお伝えしてきました。

 

では、実際に早期選考に参加するにはどのような方法があるのでしょうか?

通常選考では、説明会→ES→GD/面接というのが一般的ですが、早期選考は「個別性が高い」のが特徴です。

 

今回はその中でも6つのルートをご紹介していきます!

 

短期インターン

 

夏のインターンや秋冬に参加したインターンから選考に乗る場合があります。

 

グループティスカッションでの姿勢が評価されて声をかけられるケースも多いようです。

1DAYであっても油断せず、積極的に取り組むことが大切です。

 

☑内定に繋がるインターンの探し方はコチラ

【2023卒】早期内定獲得が狙える秋冬インターンの特徴

 

長期インターン

 

長期インターンをやっている会社でそのまま選考ルートに繋がるケースもあります。

 

その理由は、

  • 長期インターン採用の際に本採用を見込んでいる
  • 会社の内情を知っている人を採用したいと考えている
  • インターンで身に付けた即戦力性がある人材を必要としている

などが上げられます。

 

更に、企業側も学生側もお互いのことを知っている状態から面接を行うので、いい意味でリラックスして本音を話しやすくなります。

落ちてしまう場合も「企業に合っていなかった理由」を聞きやすいので、次の選考に活かすことができるでしょう。

 

☑詳しい内容はコチラ

【採用直結】長期インターンから内定は狙える?メリットは?

 

マッチングイベント

 

複数の企業が集まるマッチングイベントに参加するのもオススメです。

「内定直結型」と言われるイベントでは、グループディスカッションなどで評価が高い学生がその場で選考に進むチケット(推薦枠)を貰えることも!

 

☑詳しい内容や、参加のメリットデメリットはコチラ

【早期内定獲得】内定直結型マッチングイベントとは?

 

逆求人アプリ

 

「逆求人アプリ」とは、プロフィールや自己PRを登録して「話してみたいな」と思ってもらうことで、企業側から声をかけてもらえる(かもしれない)アプリです。

 

企業側からスカウトがあるということは、選考の時点で既に自分に興味を持ってもらっていることになるので、比較的早期内定に繋がりやすくなります。

部活やバイトで忙しく、自分でマッチングイベントに参加する時間がなかなか作りにくい人にはオススメです。

 

プロフィールや自己PRを上手に書くことは、履歴書やESを書く練習にもなるので、何度も書き直してどんどん磨いていきましょう!

 

☑アプリの内容や使い方はコチラ

【合説中止!?】スカウト型就活サービスで内定はでるの?

オファーボックスの特徴とプロフィールの書き方を解説します!

紹介

 

「リファラル採用(リファラルリクルーティング)」というのをご存じですか?

社員の友人や知人を紹介してもらう採用手法のことで、現在注目されつつあります。

 

主に中途採用で活発に行われていましたが、新卒採用にも少しずつ導入されつつあります。

 

例えば、内定者の人が優秀で会社に合っていると思う後輩を紹介します。

自社が採用した内定者の目線で「自社に合っている」と判断される学生は媒体を介して募集した場合よりも信頼度が高くなります。

そうすることで、企業側は採用コストが減り、学生側は客観的に見て合っていると判断された企業と接触できるのでWIN-WINの関係になれます。

 

このリファラル採用を受けるには「人脈」と「自己開示」が大切です。

普段から先輩たちと仲良くすることや、自分は何が好きなのか・何が好きなのかを発信することで、自分に合った企業を紹介して貰える可能性が上がります。

更には一緒に働きたいと思ってもらえれば、様々な企業に出会える可能性も上がります。

 

就職活動は、普段の生活から繋がっているという訳です!

 

SNS

 

みなさんはTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSは利用していますか?

多くの方が何かやったことがあると思いますが、実はこれらのSNSを活用して就活が出来るんです!

 

最近は、大手就活サイトに登録するだけではなく自分から情報を取りに行く就活の時代。

特に早期選考を考えている人は、情報を待っているだけでは間に合いません!

自分から積極的に情報を集め、アプローチすることが早期内定獲得に繋がります。

 

特にオススメなのが「Twitter就活」

すぐに登録できてやり方も簡単。就活の最新情報も溢れているのでぜひチェックしてみてください!

 

☑SNS就活のやり方はコチラ

就活サイトやSNSを使ったウェブ就活のやり方を解説します!

【経験者が教える】Twitter就活の方法とフォローすべきアカウント3選

 

 

早期内定を獲得するためのポイント 

 

最後に、早期選考を突破し、内定を獲得するためのコツを2つお伝えします!

 

信頼できる人から情報収集する

 

当たり前に見えて、とても難しい「行動する」ということ。

何をどうすればいいの…?という方がほとんどだと思います。

 

分からなくて当然です。何もおかしくないので、心配しなくても大丈夫!

しかし、分からないからといって情報を待っているだけでは残念ながら早期選考を獲得するのは難しいでしょう。

 

早期内定を獲得している「優秀な学生」とは、分からないことをそのままにせず、情報を取りに行く素直な学生です。

決してスキル面だけを持つ学生が優秀なのではありません。

 

スキル面を磨くことも重要ですが、まずは信頼できる先輩に話を聞いてみましょう。そして、言われたことを試してみましょう。

自分に合うか合わないかはその後考えればいいのです。色んなやり方を試した上で、自分に合った方法を見つけましょう!

 

面接/面談を沢山する

 

これは言い換えると、「場数を踏む」という意味です。

 

早期選考を受ける学生が陥りやすいのが、面接慣れしていないので本来の自分の実力が発揮できず、上手く伝えられず終わってしまうことです。

 

OB・OG訪問や人事の方との面談などで多くの人と話すことで、自分の考えをまとめて話す練習になります。

そして伝わりやすい話し方や構成を意識しながら面談を行うことで、実際の面接でも自分の言いたいことが伝わるようになります。

OB訪問を上手に活用することで、納得のいく就活が出来るでしょう。

 

 

まとめ

早期選考は、主に企業が「早期から就活を行う優秀な学生を獲得する」ために行われます。

そして、学生にも早期に内定を獲得していることで精神的にも安心して就活を続けることができます。

早期選考は企業・学生双方にメリットがあるのです。

 

注意しなければならないのは、「業界や企業によって採用選考スケジュールは異なる」ということです。

「受けたい企業だったのに締め切ってしまっていた…!」ということにならないよう、常に情報収集をし、大切な情報を見落とすことのないようにしましょう。