面接における声の重要性。声で受かる人と落ちる人。


第一印象は見えるものと聞こえるものの2つで形成されています。
発言が素晴らしいとか、実績があるとか、そんなモノより何倍も外見と声が大事です。
外見は清潔な洋服を着て、髪型などを整えればそれでOKですが、声はそう簡単に克服できないですよね。
この記事では声の重要性、学生は気にするけど面接官は気にしていないこと、受かりやすい声についてまとめています。
面接で緊張して声が出ない人には絶対読んでほしい。
-この記事で分かること-
- 声を改善するシンプルな方法
- 面接で落ちる声の特徴
- 合否に関係のない声の悩み
- 印象の良い声の特徴
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声に関する就活生の悩み
就活生の声の悩みについて簡単に触れておきます。
緊張で声が震える
あがり症の方にとって面接はハードルが非常に高く苦労しますよね。自律神経の乱れも多少影響するので、睡眠はしっかりとりましょう。少しでも軽減できることはやっておきたいところ。
そもそも、声が震えても全く印象が悪くなりすぎることはないので、気にしないことが大事です。企業によっては好印象ととらえることもありますよ。
声が小さくなってしまう
声が震えるよりも、声が小さいほうが大きな問題です。
というのも声が小さければ、聞き取れないので何を言っているかが分からず会話になりません・・・。
1メートル先の友だちと会話するくらいの声量……出せますよね?
繁華街などの周りの音がうるさい場所で電話をしていると、自分の声が相手に聞こえない時ありますよね?
その時、声のボリューム上げませんか?
そのボリュームを思い出してください。その音量が適正です。
声量もバランスがありますが、大きすぎてマイナス評価になることはほとんどありません。
まずは、最初の挨拶の声のボリュームを無理やりにでも大きくして、そのままのテンションで突き進もう!帰りの挨拶も忘れずに。
病気やケガなどの特別な事情で声が出ない人は、面接の始めに言及してしまうのもアリです。
声がかすれる、ガラガラ
朝起きたら声がガラガラ…
「なんでこんな時に風邪を引くんだ」…と悔やみますが、すぐさま選択をしなければいけません。
面接に参加するかどうか
声がほとんど出ないレベルの時は、欠席して、別日にするべし。電話で報告すれば、声の出ない程度が電話口の人に伝わるので、ウソだと思われることはありませんし。
面接に参加するのであれば、面接の始めに喉を傷めたことについて伝えてしまうのが吉です。
「今朝から風邪で声が出づらく、聞き取り辛いかもしれませんが、よろしくお願いいたします。」
でOK。
一応、対処策として「のど飴」、「うがい」、「マスク」などのできることはやっておきましょう。
実践・練習を少しするだけで簡単に克服できる
病気などで声が出せない人を除けば、声は簡単に矯正できます。
それは「面接官を親だと思って話す」と「それを実践or練習で繰り返す」。これだけです。
「家族と話す」、「友だちと話す」と同じように、リラックスした状態で話せます。
「そんな簡単にうまくいくか!」
と思うかもしれませんが、騙されたと思って2,3回トライしてみてください。想像以上に効果てきめんです。
そもそも、日本の就活生は「面接の練習・訓練」をしないので、緊張して当たり前。上手くいかなくて当たり前です。
勉強をせずにテストに挑んでも点数を取れる訳ないし、未経験のスポーツをいきなり上手にできるわけありません。
- 無勉でテスト→点数とれない
- 未経験で初めて野球→簡単にヒットは打てない
- 練習をせずに面接→緊張しないわけがない。声が震える
これらは全て同じことです。
しかも、就活は人生がかかっています。自信もなく経験もないのに人生を賭けた勝負をするなんて、当然緊張しますよね。
これは日本の教育が悪いとも言えます。学校は結構投げっぱなしです。
ただ、ラッキーなことに緊張しない程度に慣れるのは、どんなスポーツよりも簡単です。
少しだけでいいので、恥ずかしがらずに実践or練習を積みましょう。
年上の人と話す経験ないんだから、緊張して当たり前
未経験なことはどうしても緊張するものです。
多くの就活生は「何年も年上」の人と「初対面」かつ「一対一」で話す機会はほとんどないでしょう。
緊張する自分を悪く思うのではなくて、緊張して当たり前という考えを持ってください。
背伸びするから緊張する
自分を少しでもよく見せよう!
と背伸びしていませんか?
面接はプレゼンではありませんし、本番!という考え方も忘れた方がいいです。
緊張したくないなら、変に頑張ろうとせず、いつも通りのあなたを見せることを意識してください。
ぶっちゃけ少しは緊張していたほうがいいよ?
緊張すると思考力が落ち、言うべきことを言い忘れたり、相手の言葉の理解力が落ちたりと単純にパフォーマンスが落ちます。
ただ、全く緊張していないのも問題です。
面接官目線だと「緊張している=意気込みがある。本気である」という捉え方もあるので。
面接官に「緊張していますか?」と聞かれたら、
「御社が今までで一番緊張しています!」
と正直に伝えましょう。そのほうが緊張は緩和されますし、面接官も嫌な気持ちにはなりません。
声が聞こえなければ問答無用で落ちる
声が震えたり、こもったり、ガラガラだったり、早口になってしまったり…
色んな悩みがあると思いますが、共通して言えることは「聞こえないのはNG」です。
聞こえなければ、そこにコミュニケーションは生まれません。判断することすらできなくなってしまうのです。
声が聞こえても、聞き取れなければやっぱり落ちる
声が聞こえても、聞き取れなければやっぱりダメです。
逆に言えば、こもってても、ガラガラでも早口でも、聞き取れるのであれば大丈夫。
声にハンディキャップがあると感じている方は、とにかく「伝える」ことを意識してください。
緊張しているだけでは落ちないから安心して
先ほどもお伝えしましたが、緊張している人は不合格!なんてことはありえないので安心してください。
実際に落ちてしまうと「あー緊張しすぎたのが原因か…」と後悔する人が多いのですが、実際の原因は別にあると思いますよ。
言葉に詰まっても悪い印象は受けないので安心して
声に詰まるのは、面接では問題なし!
「申し訳ございません。少し緊張して言葉に詰まってしまいました」
と言って、仕切り直ししよう!
面接はテストとは違います。正解とか間違いとか、そういう価値観に縛られないことが大事です。
スラスラ言えても、何度も一時停止しても、要は伝わればOKなのです。
ボディーランゲージができる人は受かりやすい
身振り手振りで話す人はとてつもなく印象が良いです。
その理由は「伝えようと必死」だから。
伝えたい、という気持ちは面接官の心を動かします。
声が小さくても、聞き取り辛くても、ボディランゲージのおかげで伝わることもありますからね。
多少大げさでいいので、体を動かしながら話しましょう。
まとめ
声にコンプレックスがある人
緊張しすぎて面接をストレスに感じる人
まずは落ち着いてほしいです。安心してほしいです。
声は面接において大事であることは確かなのですが、就活生が気にしていることを、案外、企業は気にしてなかったりします。
面接に通過しやすい声の特徴をまとめると、
- 声のトーンは高め
- 声は少し大きめ
- 声のテンポが良い
- 声のスピードは少しゆっくり
の4点です。
この4つのポイントと合わせて「面接官に伝えることが一番大事」ということを意識して面接に挑んでください。
意識して経験を重ねれば、確実に成長に近づき、回数を重ねるごとにレベルアップを感じることができるでしょう。
悲観せずに、コツコツ進めていきましょう。