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2020年7月28日

就職浪人のメリット・デメリットとは? 就職浪人を有意義に過ごすために考えたいこと

就職浪人のメリット・デメリットとは? 就職浪人を有意義に過ごすために考えたいこと

新型コロナウイルス感染症などで就活が十分にできないという学生の方の中には、就職浪人を検討している人も少なくないでしょう。

就職浪人とは、就活やり直すために、卒業後も就職せずに次期の新卒のタイミングを狙う就活の方法を言います。

この就活浪人には実はメリットもあればデメリットもあるため、選択する前にきちんと比較して考えることが大切です。

 

就職浪人する前に、知っておきたい就職浪人の現状

大学卒業と、進学も就学もしていない人は、全体の8%程度です。

就職浪人と呼ばれる人は、中でも「就職活動を続けている」人なので、もっと少ない人数の7%程度と考えられます。

 

就職浪人をするその理由は、「希望の企業から内定をもらえなかったので再チャレンジしたい」という人もいますが、一旦海外留学などをして「学びを深めてから就職したい」という人もいるようです。

 

かつては卒業後すぐに就職したほうが、自分が望むいい企業へ就職できるイメージがありましたが、現在は人生経験を積みたいという思考の学生も少なくありません。

 

就職浪人のメリットとは

 就職浪人 メリット

“浪人”と聞くと、大学浪人のイメージから悪いイメージを持つ人も多いです。

しかし、実際にメリットを見てみると、悪いことばかりではありません。

最近は就職浪人する人は珍しくないため、学校、企業、保護者等の理解もされるようなりました。

一体どんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

 

自分を見つめ直すきっかけになる

就職浪人は、自分と向き合い、見つめ直すための良いきっかけになります。

 

学生時代は勉学やサークル、アルバイトに明け暮れていたというタイプの人の中には、自分について落ち着いて考えたことのない人も多いです。

サークルやアルバイトなどを通して自分の特性や個性を見抜く人もいますが、忙しさにのまれ、自分自信についてきちんと把握できないタイプの人もいます。

就職浪人中はゼミの課題に追われることもなく時間の余裕が生まれます。

旅をしてみたり、留学してみたりするなかで、新たな自分を発見することもあるようです。

 

就活では「自己分析」がとても重要になります。仕事の適性を見抜くことはもちろんですが、自己分析できることは将来的にも役に立つことです。

今、自己分析が不十分に感じるなら、自己分析のために就職浪人するのもアリなのかもしれません。

 

就活を経験していることの強み

就職浪人は、就活経験者です。

就活の全体の流れを知っていることはもちろん、面接やグループワークなどの経験も豊富なので、初めて就活する現役生と比べれば余裕を持って取り組むことができるでしょう。

 

また、前回の失敗や成功を生かした就活もできます。多くの企業を目にすることができるのもメリットです。

初めての就活だと、スーツの着こなしや身のこなし方、挨拶などのマナーについても知らないことばかりです。

しかし、就活を一度経験している就職浪人生なら、マナーや敬語なども身についています。

現役生と比べれば有利な状況だと言えるでしょう。

 

就職浪人のデメリットとは

就活浪人 デメリット

就職浪人することは、メリットばかりではありません。当然デメリットもあります。

デメリットが自分の人生プランに影響しないか、また、就活において不利にならなかどうかをきちんと把握しておくことは大切です。

 

新卒枠で応募できない可能性がある

就職浪人してしまうと、新卒ではなく既卒という扱いになります。

企業によっては「既卒」を新卒採用の枠に含めないことがあり、就職浪人することがむしろ門戸を狭めてしまう可能性があります。

企業によっては中途採用枠に振り分けられることがありますが、多くの企業は中途採用者に対して「経験」や「実績」を求めることが多く、就職浪人した学生を中途採用としては採用してもらえない可能性もあります。

もし、目的の企業があるのであれば、その企業が新卒として扱ってくれるかどうかは知っておきたいことです。

もし、新卒として就職浪人を扱ってくれればいいですが、そうでなければ採用の可能性が大幅に低くなります。

 

”友達と一緒に就活”はできない

学友とともに合同説明会へ行ったり、企業説明会へ参加したりした人は少なくないでしょう。

誰かと一緒に就活に取り組むことは、情報収集力が増すという点でも有利です。

また、誰かと一緒だから頑張れるという人もいるでしょう。

同じように就職浪人する仲間がいればいいですが、もし、たった一人で就職浪人するなら、活動中に孤独感を感じたり、不安を感じたりすることも念頭に入れておいてください。

 

特に、多くの同期はすでに社会人です。

新たな経験をしている社会人の友人と自分を比べてしまうと、落胆してしまうことは少なくありません。「後に引けない」という焦りの気持ちも、より一層高まるでしょう。

周囲のプレッシャーも高まるので、一人で就活することをイメージし、覚悟する必要があります。

 

大学のサポートが受けられない

就職浪人すると、大学の就活サポートは受けられません。

マナー講座や模擬面接の研修など、大学のサポートを通じて対策した人も多いでしょう。

 

ただ、一旦卒業してしまうと、これらの大学のサポートは受けられなくなります。

求人票も利用できませんし、入手できる情報量も格段に少なくなります。

 

就職浪人で内定をもらうにはどうすればいい?

学生時代の頃と同じように、自己分析、企業研究など、就活においてのやるべきことは徹底してやるべきです。

そして、就職浪人なら内定をもらうために、プラスアルファで取り組むべきことがあります。

 

それは、就職浪人中の生活を有意義にするということです。

就職浪人してからの就活では、「卒業してから何をしていたのか」「卒業後、どんな経験をしたか」など、就職浪人中のことについて尋ねられます。

そのため、できるだけ有意義に過ごせると、面接官からの答えにも窮せずに済むでしょう。

例えば、「ずっとエントリーシートを書いていた」「マンガを読んだり、散歩したりしていた」では、印象はよくありません。

就職浪人中も学びに没頭し、「語学学校へ通った」「年間で100冊を目標に本を読んでいた」など、積極性を見せたほうが印象はいいです。

 

また、「この人は就職浪人して成長したな」と実感できるようなエピソードがあると、面接官はさらにあなたに魅力を感じます。

例えば「あらゆる分野の本を100冊読み、そのレビューを掲載するサイトを開設した。レビューを見た人との交流が増え、そこから社会には自分の知らない世界で生きていることを知った」など、ただアクションするだけでなく、そこからどんな学びを得たのかを示せるといいでしょう。

世界を旅して、新たな自分を探そうと模索するのもいいでしょう。

 

できれば自分だけの中で完結させるのではなく、社会や人と関わり合うようなアクションを起こせると、面接官は興味を惹かれるはずです。

 

就職のためではなく、人生のための時間に

就職浪人という呼称だと、「就職のための浪人」と考えるでしょう。

しかし実のところは、就職浪人は人生を豊かにしたり、経験を積んだりするための学びの期間です。

就活を経験していることから、学生と比べてアドバンテージがあるのはメリットでしょう。

しかし、一方で就職の幅を狭めてしまうデメリットもあります。

 

ただ“就職するために”と考えると一喜一憂するメリット・デメリットですが、人生のための時間だと捉えれば、成長のチャンスであることは間違いありません。

ぜひ、有意義に過ごして、就活にも人生にも役立つ成長のために、就職浪人の時間を使ってみてはどうでしょうか。

 

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