最終面接で落ちてしまう就活生の4つの特徴

「最終面接でいつも不採用になってしまう」
と悩んでいる方はいらっしゃいますでしょうか。
実は、書類選考、グループディスカッション、一次面接は難なくこなせるのに、役員面接で毎回不採用になるタイプはある程度特徴がはっきりしています。
最終面接での不合格は、それまで費やした時間やお金、精神的な面でも最も堪えるはず。
「最後の選考で不合格…」
これを何度も経験してしまうと、精神的にもダメージが大きいのではないでしょうか。
そのままモチベーションが下がってしまい、適当な就活で、適当に内定先を決めてしまう学生はかなり多いですが、非常にもったいない。
最終面接まで到達できるということは能力はあるのだから。
「最終面接で不合格になりやすい特徴」が、あなたに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
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最終面接は落ちる可能性が低いって本当?
まず、最終面接の噂について回答します。
その噂とは
「最終面接はただの意思確認だから、第一志望です!って言っておけばほぼ合格するよ」
という「最終面接までいけば合格は固い」説です。
いきなり言ってしまいますが、この説はぶっちゃけ嘘です。
単なる意思確認である最終選考は当然ありますが、正直メジャーではないです。
バンバン不採用通知が出ます。
会社の採用方針も合格率に関係している
会社の採用方針が「一次面接では迷ったら合格にする」であれば、最終面接は「迷ったら不合格にする」になるのはよくある例で、この場合、終盤の面接で大量の不合格者が発生します。
特に、一次面接官の採用基準が「社長が気に入りそうな人を合格にしよう」の場合によく起きます。
一次の面接官の仕事は言ってしまえば「社長が絶対に不合格にする人」を事前に落とすことであり、「社長が合格を出す人に不合格を出しすこと」が最悪の事態なのです。
そういったプレッシャーがあると、前半の選考は「合格を出すかもしれないからとりあえず合格にしておこう」という考えになりがち。
合格率が高くなるのも仕方がありませんね。
リクルーター面談で「いい感じ!」でも関係ない
「あなたなら内定は確実だよ」とリクルーター言われていたとしても、落ちる時は落ちます。
リクルーターができることは、次の面接官に、
「この学生は絶対気に入ります!私のオススメです!」
と推薦できる程度。
今まで出会った人にどれだけ気に入られようが、社長や役員との相性が悪ければ不合格になってしまいます。
年上の男性に好かれますか?
「年上の男性」「年下の男性」「年上の女性」「年下の女性」の4人がいたら、あなたはどの人に一番好かれると思いますか?
先輩に好かれる、後輩に好かれる、同性に好かれる、などの好かれやすいタイプがいくつかありますが、毎回最終面接で落ちる人は、年上の男性に好かれにくいタイプである可能性が高いです。
役員向けの面接対策を考えていきましょう。
最終面接で不合格になりやすい就活生の4つの特徴
最終面接で見られるポイントと共に、不合格になりやすい特徴をお伝えします。
価値観のズレ
意外かもしれませんが、最終面接は能力についてはあまり問われません。
最も重要なのは社長や企業との相性です。
「優秀か優秀ではないか」ではなく「合うか合わないか」です。
あなたの理想の働き方や、求める未来、会社をどうしていきたいか、といった価値観を問われる内容が多くなります。
当然、その回答が会社とマッチしなければ不合格になりやすくなるでしょう。
例えば、「人が好きなので人と触れ合う仕事がしたい」という内容で熱弁したとしても、その企業がBtoBサービスのエンジニアを求めている場合は、そのPRはあまり意味がないものになってしまいますよね。
もちろん、どんな仕事でも人とは触れ合いますし、人が好きということは社内での人付き合いで非常に重要なスキルです。
それは何も間違ってはいませんが、全面的に伝えるものとしてはふさわしくないかもしれませんね。
このような、なんとなく…のちょっとしたズレが合否に大きく影響してしまいます。
様々な価値観のすり合わせをした後に、社長は「この人と一緒に働きたいか」と自問自答します。
働きたいなら合格、働きたくないなら不合格です。
実は、最終面接は最も感情的な面接であると言えるでしょう。
「好きだ」
そう面接官(役員)に思ってもらえるかが鍵なのです。
内定は確実と安心しきっている
面接官は、学生の安心しきっている顔を見て、
「内定出ると思って、油断しているな」
と判断することがあります。
「あえて、適当に面接をすることで、緊張感を抑え、自信があるように見せる」
といったノウハウがあるらしいですが、最終面接では全く通用しません。
「内定が出ないわけがない」と自信満々に熱弁しているパターンはむしろ高評価なのですが、必死さが見られない安堵している学生は印象が悪いです。
内定が出るまでは緊張感をもって必死に取り組みましょう。
入社意欲が感じられない
「御社が第一志望です。」というセリフに感情が全くこもっていない・・・・
その微妙な間や声のトーン、それまでの会話の雰囲気などで、その言葉が本心か本心かどうかは結構カンタンに見破られます。
もし第一志望でない場合は、第二志望だと正直に伝えた上で、相談に乗ってもらえる関係性を狙いましょう。
内定が出た後に、その内定を承諾するのか辞退するのかはあなた次第ですが、内定が出るまでは会社側に主導権があります。
「その内定が欲しい!貴社に入社したい」という気持ちを全面的に押し出して堂々とアピールするくらいが企業にとっては気持ちの良いものです。
言っていることに一貫性がない
それまでの選考とあまりにも違う内容の話をしてしまうと「信用できない」という評価になってしまいます。
最終面接の面接官が初対面だとしても、いままでに話した内容は全て伝わっていますので、内容に違いがあると、懐疑の念をもたせてしまいます。
自己PRや志望動機は、今まで話した内容と変える必要はありません。
何か変えるとしても、軸は絶対にブラさないように気をつけましょう。
最終面接の対策
最終面接の前にやっておくべき簡単な対策を2つ紹介します。
エントリーシートや履歴書の志望動機を見直す
最終面接の面接官である役員には、これまでの面接の内容をだいたい把握しているはずです。
しかし、履歴書やエントリーシートをその場で再度読み返すことが非常に多いので、それらの情報と矛盾がないように再チェックしてください。
一次、二次、三次と面接を重ねていくと、自分の志望動機や企業への印象、やりたい仕事内容などが変化することは仕方が無いですが、あまりにもズレがあるのも問題です。
信用できない人に内定は出せない。
ちょっとした違和感で不合格になってしまうのは、非常にもったいないことです。
役員の個人情報を仕入れる
企業研究の時に、社長については調べましたか?
最終面接の面接官が社長の場合は、もう一度復習しておきましょう。
他の企業とのタイアップ企画による対談、メディアでの露出、FacebookやtwitterといったSNSなどを調べてみてください。
最近起きたニュースについて質問すると、かなり好感度が上がります。
また、趣味などを知っておけば、その内容を話すだけで仲良くなれますよね。
最終面接の場合、ヒト1人を徹底的に研究することで大きなアドバンテージを得ることができます。
まとめ
最終面接の合否のポイントは入社意欲や価値観といった「こころ」の部分です。
言い換えれば、あなたの能力は合格レベルに達していることになります。
ですので、例え不合格であっても、最終面接まで突破できる時点で、あなたの能力を求める企業は他にも沢山あると考えてよいでしょう。
なので、落ち込む必要は全くありません。
まずは、あなたの「こころ」の部分をしっかりと見直して、熱量をもって最終選考に臨めるような環境や過程を作ることが大事です。
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油断しないこと
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信用してもらうために一貫性をもつこと
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入社したい気持ちを全面的に出すこと
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面接官個人に気に入ってもらえる努力をすること
これからは、この4点を意識して最終選考に挑んでください。
社長「あなたと一緒に働きたい」
そう言ってもらえる日を現実に。