前編-就活のモチベーションを強引に上げる2つの考え方

就職活動は長丁場な戦いであり、モチベーションを維持するのに苦労すると思います。
大学生であれば3年生の終わり頃から始めるので半年ほど。3年生の前半から始める方であれば1年以上も就職活動を続けることになります。非常に長い闘いですよね。
就職活動の頑張りは今後40年以上の人生に大きく影響するため、頑張らないといけないということは頭では分かっているはずです。
しかし、なかなか行動が付いてこない。
なかなか行動できない自分に自己嫌悪。
ネガティブになり、さらにモチベーションが下がる。
という負のスパイラルに陥っている方も少なからずいるのではないでしょうか。
この記事は、そのような悩みを持つ方に少しでもモチベーションを上げてもらうためのものです。
あなたの自己管理の考え方や、生活環境を強引に変えて気持ちを入れ替えてもらえれば幸いです。
自分を管理する考え方
モチベーションが高い人は、自己管理能力が高いとも言えます。
自分を律し、正しい行動を選択し続けられる人が大事にしている考え方についてお伝えします。
未来の自分と今のあなたは別人である
「明日ES書くぞ!」と計画した今のあなたと、「ES書くかー」と実際にESを書く明日のあなた
これらはどちらも同じ人間ではあるのですが、モチベーションは全く違うということを理解してください。
未来の自分を信用してはいけません。(自分を信用しないということは、言い換えれば自分の能力を過信しないという意味であり、自信が無いとは全く違うので誤解なさらないように。)
1年前のあなた、今のあなた、3時間後のあなた、明日のあなた、来年のあなた
様々なあなたがいますが、これらは全て別人であると考えてください。
今からやるべきことを明日やろうと考えるときに、
「明日の自分はやる気あるかな・・・?」と考えるのです。
来月から頑張りたいときは、「来週の私頑張ってください、お願いします。」と祈りながら期待するのです。
来月になった時に「先月の自分が今日の自分にお願いしていたな・・・」と思い出すわけです。
このような時間の流れによって自分という存在を別人のように切り離し、客観的視点を持つことが自分を管理するはじめの一歩と言えるでしょう。
作業や用事を明日以降に引き延ばす時の脳内は
「今日は疲れた。眠たい」→「明日頑張れば何とかなる」といった流れが一般的ですよね。
これらに、付け加えてください。
「今日は疲れた。眠たい」→「明日頑張れば何とかなる」→「明日の自分は疲れてないかな?」→「明日の自分がかわいそうだから今日やるか」
といった考え方ができるようになるのです。
ポイントは明日の自分を一切信用しないことです。
今日の自分と明日の自分は全くの他人です。友人や後輩に何かをお願いするのと同じ感覚で未来の自分にお願いしてみましょう。
やる気のある自分がダラダラ自分をしつける
やる気満々な自分とダラける自分は他人であるという考え方を紹介しました。
自堕落な自分を変えたいのであれば、しつけ親はやる気のある自分、子供をダラけている自分に設定しましょう。
子供をしつけるかのように自分をしつける
この考え方が非常に重要です。
例えば、あなたが実際に親になったとしましょう。
- 小学生の息子がブクブク太ってきた
- ソーシャルゲームに毎月2万円の課金をしており、毎月その費用が増加している
- テストの点数が低く、クラスで最下位をとった。
あなたの息子がこんな状態だったらどうしますか?
注意するか禁止するか、何かの対処をしませんでしょうか。
- 小学生の息子がブクブク太ってきた→お菓子を買う頻度を抑える
- ソーシャルゲームに毎月2万円の課金をしており、毎月その費用が増加している→お小遣いの減額、クレジットカードの没収
- テストの点数が低く、クラスで最下位をとった。→勉強を教える、塾に通わせる など
少し極端な例もありますが、何か対処するのは親として当然のことです。
さて、自分の生活を見直してみましょう。
今あなたが本当にすべきことは何でしょうか。
今日という一日を無駄にして後悔していませんでしょうか。
そんな自分をトコトン教育してください。
それができるのは、やる気がある今だけです。
そして、自分を教育するのは他人を教育するよりは圧倒的に楽ということを忘れてはいけません。
最悪の未来を考える
「今行動しなければどんな未来が待ち受けているのだろうか」を考えましょう。
行動ができない人は、この最悪の結果への見通しが甘い傾向にあります。
「こうなるのだけは嫌だ」という気持ちは、ストレスはかかりますが行動力を生むには最適です。
考えることすらからも逃げている状況であれば、友人や親に相談するところから始めてみてください。
理想的な未来を考える
「今行動すれば、どんな素晴らしい未来が実現できるのだろうか」を考えます。
単に自分を行動させたいのであれば、最悪の未来をイメージしたほうが手っ取り早いです。
しかし、この逃れたいがための行動には物凄くストレスがかかるため、精神的にはあまりよろしくないです。ですので、理想的な未来も同時にイメージしてください。
内定式や入社式、次の年の入社式に自分が先輩になる瞬間や、仕事で結果を出し褒められる瞬間といったワクワク、にやにやしてしまう妄想劇を繰り広げてください。
そして、その未来を実現するための行動として気持ちが固まれば、ストレスを感じない長期間維持できるモチベーションを得ることができます。